どくだみは普通にそのへんの雑草と紛れて生えています。
むしろ雑草よりしつこく生えているのではないでしょうか?(笑)
そんなどくだみですが、どくだみ茶は特に体にいいと言うことはご存知ですか?
今日はそんなどくだみ茶についてまとめました。
どくだみとは?
どくだみはドクダミ科ドクダミ属の北海道を除き、日本全国に生えている多年草で、開花時期は5月から7月。
独特の臭みから魚腥草(ギョセイソウ)とも呼ばれる。
特に繁殖力が強く、むしり取っても地下に残った根っこから再生してくるという。
どくだみの歴史は古く、平安時代の書物から登場し、「
江戸時代にはどくだみと呼ばれるようになったとされています。
加熱することにより、臭気が和らぐので、山菜として天ぷらにして食べられたり、乾燥させた葉をどくだみ茶としても利用されています。
生薬としても有能で、利尿作用のほか、高血圧、動脈硬化の予防作用がある。
さらに、漢方もあり、解毒剤として利用されている。
ただし、どくだみ茶には副作用があり、高カリウム血症や、肝機能値のGOTとGPTが上昇する。
どくだみ茶の効果
どくだみ茶の成分には、クエルシトリンとイソクエルシトリンが含まれている。
葉や茎にはクエルシトリンが、花穂や果穂にはイソクエルシトリンが多く含まれています。
ポイント
・クエルシトリン:フラボノイドの一種で、ピーマンの苦味成分でもある。
・イソクエルシトリン:フラボノールの一つで、マンゴーきゅうりにも含まれている
クエルシトリンの効果
クエルシトリンには、利尿作用、緩下作用、降圧、抗動脈硬化作用、抗炎症作用などがある。
具体的には、便秘や高血圧に効果が期待できます。
イソクエルシトリンの効果
イソクエルシトリンには、利尿作用、便秘改善、抗炎症作用、むくみ解消、腎機能・肝機能の強化、腎炎改善、高血圧、動脈硬化、糖尿病、癌の予防、抗酸化作用、コレステロール値低下、消炎作用、毛細血管の強化などに効果がある。
ミネラルも豊富などくだみ茶
どくだみ茶にはミネラルも豊富なのです。
ポイント
カリウム:血圧安定や骨粗鬆症予防
カルシウム:骨や筋肉の形成、酵素の活性化
マグネシウム:生理機能に作用
鉄:酵素の供給、エネルギーの生産
マンガン:酵素傘用のある酵素に作用
亜鉛:細胞の新生に作用
デトックス効果と殺菌作用
カリウムはデトックス効果があり、毒素や老廃物を排出してむくみを予防します。
デカノイルアセトアルデヒドという、どくだみの独特なにおいの成分には、強力な抗菌作用と殺菌作用があり、ニキビを予防します。
デトックス効果は、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーにも体質改善により、期待がもてます。
また、便秘を改善することにより、腸内環境がよくなり、皮膚トラブルがなくなるというメリットもあります。
どくだみの生薬
どくだみにはどくだみ茶の他に、生薬である十薬というものが存在します。
これは、馬に食べさせても十もの薬効があるという由来からです。
十薬は厚生労働省に生薬名「十薬」として登録され、効き目が認められています。
どくだみ茶より生薬のほうがいい理由!
今まで紹介してきた、どくだみ茶より生薬がいい理由があります。
そもそもどくだみ茶はその製法上、乾燥させなければなりません。
どくだみのにおい成分である、デカノイルアセトアルデヒドは乾燥させると、その成分が飛んでしまいます。
クエルシトリンとイソクエルシトリンは乾燥させても有効成分がのこりますが、強力な抗菌作用と殺菌作用のデカノイルアセトアルデヒドが失われてしまってはどくだみを有効活用できません。
そこで、生薬の状態であれば、どくだみの力をフルに活用できるというわけです。
どくだみ酒
どくだみの生薬がいいとはいっても、生薬の青汁なんてくさみが凄くて飲むにはかなりきついです。
そこで、どくだみ酒というものがあります。
毎日おちょこ1杯をつづけることで、どくだみの有効成分をフルに活用できます。
また、慢性的な咳やのどに対し効果があると人気のようです。
碧羅の酒
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冷え性、花粉症、鼻炎などに。
ドクターワイン
薬っぽいのが苦手な場合はワインもあります。
こちらもどくだみの青汁をワインにしてもので、のどの痛みに効果があります。
ドクダミハニー
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アルコールが苦手な場合はノンアルコールのドクダミハニーがあります。
飲みやすく美味しいと評判です。
どくだみ青汁酒・十黒梅
2007年からの実績のあるどくだみ酒メーカーです。
どくだみの他に梅肉エキスも入っており、 梅の効果も期待できます。
1700件以上の、咳やのどに関する評価があり、オススメのどくだみ酒です。
まとめ
雑草と鬱陶しがられるどくだみには、実はものすごい実力もあります。
どくだみ茶で健康にを考える際は、ぜひどくだみ酒も検討してみてください。
どくだみは安全性の高い薬草ですが、容量用法を守って摂取しましょう。
特に、どくだみ茶は飲めばいいと思っても、飲み過ぎには注意しましょう。
飲みすぎた場合は、下痢になったり、高カリウム血症になることもあります。
高齢者や、腎臓が弱まっている場合や、利尿剤を処方されている場合は医師と相談することをオススメします。