お風呂にお湯をためるの方が節水になる?その理由とは?

暮らし

2018/4/10

毎日のお風呂はシャワーで済ますと言う方は多いのではないでしょうか?

それでも湯船に浸かってる人はかなり多いようです。

できれば毎日湯船に浸かって疲れを癒やしたいですよね♪

 

そこで気になるのは水道代やガス代です。

今日はシャワーと湯船とどのくらい違いが出るのかを紹介していきます。

毎日お湯をためるのが正解?

お風呂にお湯をためて入ると水の使用量が多い用に感じます。

しかし、実際にシャワーの方が節水になるのでしょうか?

 

実はシャワーの使用水量は1分間あたり8~15リットルとされています。

この場合、水量は5分で最大75リットルとなります。

女性の場合は5分では髪の長い人には短すぎます。

 

一方浴槽の容量は160~180リットル。

シャワーの10~15分に相当しますね。

家族でシャワーは節水にならない。

家族3人が10分ずつシャワーを使用した場合450リットルも消費することになります。

これなら湯船にお湯をはり、温まりながら湯船のお湯を使用しつつ、最後にシャワーでさっと流すほうが断然節水になります。

湯船で体を温めると意外とお湯を使う量も減るものです。

 

私の家では家族3人ですが、シャワーの場合はこまめに止め、流しっぱなしにしないようにしています。

ですが、ぼーっとしていつの間にか流しっぱなしになっていることも多いです。

また、帰りの時間もバラバラなこともあり、平日は湯船に浸かることはできませんが、週末は浴槽にお湯をためるようにしています。

残り湯の活用方法

私の家では残り湯はそのまま洗濯水に使用していますが、中には翌日以降に持越して沸かし直すかたもいると思います。

確かに節水効果は大きいですが、衛生面では大丈夫でしょうか?

 

残り湯の持越しは、雑菌の温床になりますので、オススメしません。

その理由として、人から出た汚れが必ず含まれており、『温かいお湯』という細菌が大繁殖するための環境が整っているからです。

成人5人が使用した残り湯を翌朝検査したところ、大腸菌群が100ミリリットル中に2万5000~26万も認められた例があります。

 

日本の水質基準では大腸菌は『検出されないこと』と定められていますので、通常水道水に大腸菌は含まれていません。

入浴の際に体に付着していた大腸菌が、温かいお湯と、人から出た汚れで大繁殖します。

もちろん沸かし直しをしたところで死滅はしませんので、ばい菌だらけの残り湯へ浸かることになりますので、オススメできません。

 

 

節水効率のいい入り方

水道代やガス代を考えると2~3日に1回の頻度で入るのがいいでしょう。

また、浴槽いっぱいにお湯をはる必要はありません

半分くらいにし、みぞおちあたりまで浸かる半身浴がオススメです。

 

半身浴は20分程度浸かり、ゆっくり汗を流すのがポイントです。

ただし、肌がふやけるほど入るのはNGです。

 

実は、人の汚れや油は殆どが水溶性で、40℃のお湯に10分浸かると、綺麗に汚れや臭いも取れます

42℃以上のお湯は体や心臓の負担が大きいので、高温は避けましょう。

40℃程度でお湯をはり、38℃くらいになるよう浸かるのがオススメです。

節約して入ることは体のためにもよろしいということです。

まとめ

ひとえに節約と言っても、何事もバランスが大事です。

節約ばかりを気にしていると不衛生にもなりますし、健康にもよろしくありません。

湯船にお湯張ってリラックスしながら、節水を心がけていきましょう。

特にファミリー世帯には浴槽におゆをはって入浴することをオススメします。