水道屋さん一覧について

結構水道屋さんを探していらっしゃる方が多いので、主要都市の水道屋さんをまとめましたので、参考にしてみてください。

連絡する際は、「〇〇市の指定工事店一覧をみて連絡しました」と言えば伝わります。

また、水道屋さんを探す時は各水道局の指定工事店を検索するか、管工事組合に問い合わせるとよいです。

 

水道局は基本的に個別具体的な紹介は公平性を欠くのであまり答えてくれません。

探し方のポイントもいくつか紹介していきますので、参考にしてみてください。

 

 

指定工事店一覧

各水道局で公開しているものですが、神奈川県内の指定工事店をリストアップしました。

神奈川県営水道エリア

相模原市・厚木市・伊勢原市・海老名市・綾瀬市・大和市・鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・大磯町・二宮町・逗子市・寒川町・小田原市の一部・箱根町の一部・葉山町の一部・愛川町の一部

指定工事店一覧▷▷▷神奈川県営水道の指定給水装置工事事業者一覧

横浜市

指定工事店一覧▷▷▷指定給水装置工事事業者リスト

川崎市

指定工事店一覧▷▷▷指定給水装置工事事業者

横須賀市

指定工事店一覧▷▷▷指定給水装置工事事業者名簿

小田原市

指定工事店一覧▷▷▷小田原市指定給水装置工事事業者

座間市

指定工事店一覧▷▷▷座間市排水設備指定工事店一覧表

愛川町

指定工事店一覧▷▷▷水道の工事について

南足柄市

指定工事店一覧▷▷▷指定給水装置工事事業者

三浦市

指定工事店一覧▷▷▷三浦市指定給水装置工事事業者一覧

箱根町

指定工事店一覧▷▷▷箱根町指定給水装置工事事業者一覧

湯河原町

指定工事店一覧▷▷▷湯河原町指定給水装置工事事業者 一覧

開成町

指定工事店一覧▷▷▷水道の漏水を発見したら

非常にわかりづらい(´・ω・`)

大井町

指定工事店一覧▷▷▷水道工事をするとき

中井町

指定工事店一覧▷▷▷水道工事

非常に分かりづらい。一番下の方にあります。

松田町

指定工事店一覧は官報のみで公開。

今どきアナログすぎる(´・ω・`)

山北町

指定工事店一覧▷▷▷漏水の修理について<指定工事店一覧表>

真鶴町

給水工事は指定店でと言いながら工事店一覧を公開していません。

まちづくり課水道係に問合せてください。

清川村

指定工事店一覧▷▷▷水道

分かりづらいですが、基本工事・管理という項目に指定工事店一覧があります。

 

工事店を探すポイント

まず、大手の有名な会社名は自社でのみ行っている場合がありますので、除外したほうがいいです。

まんべんなく指定工事店登録しているところは受けてもらえる可能性があります。

可能であれば、依頼したい市町村に住所がある工事店がベストです。

その地域独特のやり方などがありますから、慣れていないと申請が滞ったりするリスクが多々あります。

 

また、名前に「〇〇工業所」や「〇〇商会」などの工事点は老舗が多いです。

「〇〇設備」や「〇〇ウォーター」などは比較的新しい名前なのでこちらも参考に選んでみてください。

 

薬局の水道申請業務

こんにちはNANAMIです。

最近花粉がひどいことになってますね。

私はブタクサ花粉がアレルギーなので結構くしゃぐしゃになります・・・(;´Д`)

 

さて、今回は調剤薬局の水道申請業務になります。

そこまで規模のでかい物件ではありませんが、直結給水なので流量計算をしてメーター口径を決めていく形になります。

さらに今回は掘削申請も伴いますので、そちらも併せて解説していきます。

 

まずは申請に必要なポイントを押さえておきます。

  1. 今回必要なメーター口径を選定していく
  2. 新しく引込工事をする

1について考察

まずは一番気になるメーターの口径ですが、これは毎回水道局の基準で計算をすると割と大き目の口径になりがちです。

下手をするとΦ40のメーターになってしまったりします。

 

Φ40のメーターで何かいけないの?と言われると、県水の場合はΦ40のメーターを新設するには加入金が80万円ほどかかります。

とんでもない金額になってしまいますので、なんとしてもΦ25以下に抑えたいところです。

クライアントに確認したところ、Φ20のメーターにしてほしいとのことですので、なんとかうまく計算をしてΦ20に収まるようにしていきます。

2について考察

メーター口径が決まったら、それに合った口径で取出しできるように設計していきます。

また、掘削許可は時間がかかるのですが、年度末の関係もあって今から申請しても許可は4月以降になってしまいます。

これはどうにもならない問題ですので、お施主様とクライアントに説明をして納得してもらうしかありません。

捺印書類関係

次に捺印書類を用意していきます。

直結店舗の申請でネックなのは受水槽念書です。

ただ、調剤薬局自体は受水槽設置義務のある店舗ではありませんが、念のため用意していきます。

不要なら完成後に返却すればいいことですので。

  1. 給水装置工事申込書・給水装置工事施工承認申請書
  2. 床下配管念書
  3. 維持管理念書(念のため)
  4. 受水槽念書(念のため)

申請をしたあとに連絡がきて、「やはり必要なのでもらってきてください」と言うのはよくある話です。

その都度捺印依頼をかけるのはお施主様に迷惑がかかるだけでなく、許可自体も遅くなってしまいます。

先に想定しておくことがベストです。

 

さらに、この時点で排水設備申請書類も用意すると並行して作業ができますので、併せて依頼しましょう。

申請図面の描き方

申請図を描いていきます。

今回はさほど規模がでかくはありませんので、平面図・立面図と流量計算、水理計算をしっかりやっておけば問題ありません。

 

計画水量については参考となる資料がなく、何を根拠に1日に使用する水量を算出するか悩みどころです。

県水の施工基準には調剤薬局の資料がありません。

病院も大学病院並みの資料しかありません。

 

そこで、千葉県でだしている業態別使用水量基準を応用しました。

業態別使用水量基準の改正について

こちらの『診療所B(入院に必要な施設のないもの)』を根拠にします。

医療関係でこれより最低のものがないので、同等として計算していきます。

 

あとは器具を洗出し流量計算をして、計算結果に基づいて水理計算をしていけば完成です。

図面を公開しますので、参考にしてください。

調剤薬局水道申請サンプル

スポーツジムの申請

みなさんこんにちは。

まだ寒い日が続いています。

来月あたりには花粉がすごいことになるのでしょうか・・・(笑)

 

さて、今回はスポーツジムの水道申請を扱っていきます。

また新しい用途の申請ですが、内容はいたって簡単です。

規模がでかいがために図面を描くというと少々難がありますが・・・

 

まずは要点をまとめてみます。

  1. 受水槽の申請であること
  2. メーター口径がΦ50であること

主だった内容はこの2点になります。

1について考察

まず受水槽で一番つまずくのが特殊器具になります。

事前協議を確認してみますと、『定流量弁減圧弁を設置してください』と明記されています。

減圧弁はともかく、定流量弁は予定使用水量から適切なものを選ばなければなりませんので、先に選定して現場に伝えなければ用意が難しくなります。

2について考察

メーター口径は受水槽の有効容量によって決まってしまいます。

が、今回は事前協議にて『Φ50のメーターでよろしい』と明記されてますので、問題はありません。

捺印書類関係

これが非常に厄介です。

まず規模的に2,000㎡を超えてますので、かなりの大手企業です。

大手企業相手に印をもらうというのは恐ろしく手間がかかります。

 

適当な書類には一切印をついてくれませんし、平気で1か月ほど待たされる場合もあります。

一介の水道屋はこの作業を手惑わずに用意しなくてはなりません(笑)

しかし、受水槽ですのでさほど書類自体が多いわけではありません。

  1. 給水装置工事申込書・給水装置工事施工承認申請書
  2. 所有者変更届
  3. 給水目的変更届
  4. 土地使用承諾書

今回は工事用の申請が先に出ていますので、給水目的変更届をだして、工事用から営業用に目的変更を行います。

土地使用承諾書は土地が借地などの場合地主からもらう承諾書です。

借地契約をしていますので、押してくれないわけはないと思いますが、これもまた大手企業が絡みますので、時間がかかりますし、説明も必要になります。

 

印鑑不要書類としては下記を用意します。

  1. 事前協議書の写
  2. 建築確認済書
  3. 開発許可書

等が必要になります。

申請図面の書き方

図面の構成は平面図・立面図・受水槽の構造がわかる図を描けば問題ありません。

特に受水槽と予定水量計算が核ですから、しっかり描いていきます。

計算が苦手な方は事前協議を丸写ししていきましょう(笑)

ですが、今後のために算出方法は勉強しておく方がいいと思います。

 

受水槽は細かいルールがありますので、施工指針をよく読みながら設計していきます。

とはいえ、施工は図面と違う形になるのが常なので、抑えるところだけ抑え、竣工時に正しく描くのがよいでしょう。

 

まず、絶対外せないので、定流量弁減圧弁逆止弁空気弁フレキシブル継手です。

受水槽の竪管に一気に設置するのがよいでしょう。

またフレキは振止めの下になるようにします。

 

県水の場合で定水位弁(FMバルブ)を設置する場合はメーター口径より、1ランク下の口径にしなければなりません。

今回はΦ50のメーターですから、定水位弁はΦ40を用意します。

 

ボールタップには波除防止板を、定水位弁の落し込みには多孔管を使用し波除防止環境を作ります。

これがないとやり直しの可能性がありますので注意してください。

 

受水槽のサンプルを公開しますので、参考にしてください。

相模原市スポーツジムサンプル

クリニックモール

最近は他の業者さんからの紹介で申請の依頼が結構来ます。

もちろん固定で仕事を依頼していただける業者もありますが、私はその中でも規模の大きいものを担当していますので、厄介な申請が多いんですね。

でもそれだけ実力も実績もつきますし、戸建てと違ってマンネリしませんし楽しんでできます(笑)

 

さて、今回はクリニックモールを作るということで、その水道申請をやっていこうと思います。

モールということで、複合施設ですね。

相模原は県水エリアですので、商業施設は原則受水槽と言われますが直結給水を希望されてますので、まずはその説明をして納得してもらう必要があります。

 

ではまず依頼内容を整理します。

  1. 引込管を新しくすること
  2. 直結給水で各店舗にΦ25のメーターがほしいこと
  3. 店舗主が決まってないので、各店舗一時用の状態で竣工させたい

主だった内容は3点です。

 

1について考察

既設管はVLGPΦ40でしたので、これをSUSΦ50にしたいということ。

せっかくの新築ですのでSUSにしたいところですよね。

これはおそらく問題ないでしょう。

2について考察

こちらはまだ店舗の内容が確定してない状態ですから、『このくらいの器具がつく』という予定で流量計算をして、Φ25のメーターをもらう他ないでしょう。

しかし実際にそのような実績はないので、申請してみないとなんとも言えません・・・。

3について考察

1栓竣工というのも経験がないのですが、工事用とすれば問題なく審査は通りそうです。

今後必ずしもすべての店舗が同時に改装することはないでしょうから。

※水道営業所に確認したところ、このような場合は工事用にしなくても問題ないそうです。

捺印書類関係

今回はちょっと書類が多めです。

同じような申請をする場合は参考にしてください。

  1. 給水装置工事申込書・給水装置工事施工承認申請書
  2. 床下配管念書
  3. 維持管理念書
  4. 改造念書
  5. 給水目的変更届

こんな具合です。

給水目的変更届は既設メーターで一時用を申請している場合に必要です。

今回はすでに工事用の申請をしてありましたので、仮設から営業用に目的変更を行います。

改造念書とは、『本工事の際は改造申請を出します』という念書です。

 

お施主様の捺印が必要ない書類一覧もピックアップしておきますので、参考にしてください。

  1. 道路掘削占用許可
  2. 建築確認済書
  3. 道路復旧舗装工事施工条件承諾書

開発の場合は開発許可を添付します。

申請図面の描き方

今回は複数店舗なので、連合形式で申請を出します。

親栓番を一番奥一番遠い店舗にして設計していきます。

一番引き込み側に近いのは最終的に共用栓等になります。

 

また、予定水量と流量計算をΦ25のメーターに合わせて計算をします。

県水の場合はΦ25は26.6リットル/min以上になるよう流量を計算していきます。

ここの数字を合わせないとΦ25のメーターが出ませんので注意が必要です。

 

連合申請の場合はメーター毎に申請が必要ですので、5件であれば5枚必要です。

念書等の捺印書類も申請書の分だけ必要です。

共用栓は共同住宅ではないので、免除できませんので注意してください。

 

サンプルで共用栓の図面を公開します。

連合の形がイメージしやすいと思いますので参考にしてください。

相模原市クリニックモール申請図面サンプル

老人ホームの水道申請

さて、去年に続き老人ホーム案件がまたやってまいりました。

老人ホームは平成26年7月に建築基準法改正により、地下室の容積率規制緩和がなされたことによってさらに需要が高まっています。

エレベーターや地下室は1/3を限度に容積率に算入しないということです。

空調などの設備機械室を地下に設ければ、その分スペースを確保できるのでありがたいですね♪

 

そして、老人ホームにネックなスプリンクラーの申請問題です。

いつもお付き合いしている業者さんの紹介で依頼に来られました。

口コミってありがたいですね(笑)

申請の進め方

まず相手は水道業者ではなく、消防設備業者さんなので、申請から許可までの流れを説明します。

今回は、新築ではなく、既存建物を改装して老人ホームにするということなので、ポイントを絞って説明していきましょう。

  1. スプリンクラーはΦ40以上の口径が必要なこと
  2. 既存管の口径によっては掘削工事が必要なこと
  3. メーターΦ40になるので、加入金が94.5万円かかること

やはり、金銭的な部分は先に告げておきませんと、金額が確定してしまってからでは赤字工事になってしまう可能性があります。

さらに、掘削工事ではカラー舗装の有無などでライン工が高額になることも告げました。

相模原はカラー舗装が多く、あれが以上に高額です。

 

必要書類

次に必要書類を用意します。

申請は法人名義とのことですので、いったん建築確認済証を確認して書類を作成していきます。

用意する書類一覧です。

  1. 給水装置工事申込書・給水装置工事
  2. 受水槽念書
  3. 床下配管念書
  4. 水道連結型スプリンクラー設備設置に係る誓約書
  5. 所有者変更届
  6. 給水目的変更届
  7. 水道利用加入金免除申請書
  8. 給水装置に係る情報の提供請求書

以上が必要書類です。

水道利用加入金免除申請書とは、その土地に水道利用の権利が保留されている場合に、新たな加入金に充当することができる書類です。

今回はΦ40メーターに増径しますので、いくらか加入金が安くなるということです。

さらに、既設建物の改装ですから『給水装置に係る情報の提供請求書』で既設管の情報を把握し、図面に落としていきます。

 

次に、その他の必要書類です。

  1. 建築確認済証
  2. 給水装置工事に伴う道路復旧舗装工事施行条件承諾書
  3. 道路占用許可書
  4. 消防設備士による水理計算書
  5. 給水主任技術者による水理計算書

などを添付します。

 申請図面の描き方

まず、既設管の情報を落としていき、どのようにしてΦ40のメーターを設置できるか施工サイドと打ち合わせを行い、そこから取出し位置を決めていきます。

宅内側とスプリンクラー側に分岐させ、スプリンクラーの分岐直後に逆止弁を設置します。

スプリンクラー側に逆止弁は絶対必須になりますので、必ず施工サイドにも周知させます。

最悪検査に受からずやり直しになります。

 

スプリンクラーは通常1Fと2Fに分岐していくと思いますが、それぞれ管末をトイレや洗濯水栓に結びます。

管末止にすると死水になりますので、これだと許可はおりません。

 

図面のアイているスペースにスプリンクラーの詳細を書き込みます。

詳細項目

などの詳細が必要ですので、消防設備士にカタログや承認図をもらいましょう。

水理計算

通常消防設備士がスプリンクラーの水理計算を行いますが、頼まれる場合もあります。

最大放水量は4個同時で60リットル/minですので、2F一番奥から60リットル/minで計算すればいいだけです。

スプリンクラー用の水理計算は消防設備士に渡して、消防署の許可をもらい、それを水道営業所に提出すれば申請自体は問題ありません。

まとめ

スプリンクラーの申請は前回同様書類や確認事項が多く、うまく連携しないとつまずいてしまいます。

しかし、意外とよくわかっていない消防設備士もいますので、需要がありおすすめのジャンルです。

ぜひ県水のスプリンクラー申請の参考にしてみてください。

 

相模原市スプリンクラーサンプル

国道掘削申請

今回は非常にヤバイ案件です。

国道掘削なんてまず手続きだけでとんでもなく時間がかかりますし、打ち合わせも大変です。

この私にもついに国道案件が来てしまいました・・・(´;ω;`)

 

まず申請内容を整理していきます。

  1. 工事用の申請をする
  2. 国道掘削をして取出しをする
  3. 工事用の後マンション申請をするのに水圧調査をしておく

先に準備しておくこと

先に図面を書く前に水圧調査を出しておきましょう。

水圧調査の回答が下りるまでに工事用の図面をサラサラっと描いておきます。

横浜市の工事用の申請図面は簡単で大丈夫ですので、時間をかけずに描いておきます。

掘削図面は後に説明しますので、先に捺印書類を用意して捺印依頼をお施主様にかけておきましょう。

捺印書類関係

水圧調査は若干時間がかかるので、先に捺印書類を用意します。

以下リストをピックアップしていきます。

  1. 給水装置工事申込書
  2. 使用予定水量申請書
  3. 建築確認済証未提出に係る届出書
  4. 道路掘削跡路面復旧工事履行誓約書
  5. 道路占用手続き委任書

工事用ですので、意外と少ないです。

この時点で建築確認済書がもらえている場合は3の建築確認済証未提出に係る届出書は不要です。

国道掘削と言えど、掘削の書類は通常と変わりませんので、今の段階では通常掘削と同じように準備していきます。

捺印不要書類

お施主様の捺印不要書類もピックアップしていきます。

  1. 給水申込書
  2. 道路掘削申請手続き申込書
  3. 道路掘削跡路面復旧工事施工者確認書

以上が必要書類になります。

掘削図面

次に掘削図面を描いていきます。

まず、埋設物の調査を徹底的に行います。

 

下水、雨水はもちろん、ガス・電気・NTTに至るまですべてを調査していきます。

下水、雨水は土木事務所へ、ガスは東京ガスにFAXで照会をかけていきます。

NTTはネットで調査が可能です。

埋設物調査・確認・工事立会お申込み

 

東京電力はクソ生意気なことに直接調査に行かなければ資料開示してくれません。

おまけに埋設物があるかないかの回答すらFAXや電話でも回答してくれません。

本当に東電だけは嫌いです(´・ω・`)

図面に落としていく

一通りの調査が終わりましたら、かき集めた情報を図面に落とし込んでいきます。

そしてすべての埋設物に占用位置と土被りの情報を平面図と、断面図に書き込んでいきます。

 

また、他埋設物から30cmの離れが必ず必要です。

この離れが確保できないと許可が下りませんので、現場監督と相談しながら工法を確認していきましょう。

申請と違う掘削になるとめちゃくちゃ怒られますので、綿密に計画する必要があります。

 

最後に、埋設物にそれぞれ色付けをすれば完成になります。

これで色分けは大丈夫です。

サンプル図面を公開しますので、参考にしてください。

横浜市国道掘削サンプル

はじめての横浜市の申請業務

実は横浜市の申請はこれが初めてとなります(笑)

「県水に比べるとあまり細かくないし、簡単だからやってみて!」

と言われ、やってみることにしました(´・ω・`)

今日は横浜市のポイントをまとめることにします。

捺印書類関係

おなじみの書類です。

これがないとはじまりません。

横浜市は書類が非常に多く厄介な点もありますので、整理しておきましょう。

もらい忘れがあるとクライアントに迷惑をかけてしまいますので、しっかり準備することが大切です。

  1. 給水装置工事申込書
  2. 使用予定水量申請書
  3. 給水装置所有者変更届
  4. 道路掘削跡路面復旧工事履行誓約書
  5. 道路占用手続き委任書

4と5は掘削がある場合に必要です。

また、調査の段階で台帳請求がまだの場合は委任状も併せてもらっておきましょう。

必要書類

捺印は必要ないが、提出しなければならない書類がてんこ盛りです。

こちらがほぼメインになりますのできっちりおさえてください。

  1. 給水申込書
  2. 給水装置使用中止・廃止届
  3. 道路掘削申請手続き申込書
  4. 道路掘削跡路面復旧工事施工者確認書
  5. 建築確認済書

今回は既設メーターを減径しているので添付してませんが、同口径で再使用する場合は『給水申込書(再開)』が必要です。

申込者が横浜市以外の住所の場合は『代理人選定(変更)届け』が必要になります。

給水申込書は倉出しメーター分必要です。1枚作ってコピーするのがいいでしょう。

なかなかボリューミーですのでしっかり確認しましょう。

図面の描き方

横浜市の場合は赤線を使用しません。

すべて黒線になりますので楽ですね(笑)

ただし、細線と太線で判断しますので、新設以外は細線で描きましょう。

 

水栓もすべて△マークで▲は使用しません。

そのかわり、各水栓に番号を割り当て、『単水栓3個』『混合栓4個』『ボールタップ2個』のように記載します。

また、給湯器の型番が検査でも必ずチェックされますので、現調の際はしっかり確認しましょう。

減径は△で縦管も▲で表現しますので、水栓と混同しないよう形を変えて工夫しましょう

 

ここで注意点がありまして、既設管部分には当時の工事番号をふらなければなりません。

ですので、調査の段階でメモを取るか、台帳請求をしていなければ書けませんので、忘れずに調査してください。

 

図面に関してはほぼ平面図です。

取出~メーターまでの立面図は必須ですが、そんなに難しいものではありません。

共用栓のメーターはΦ13ですが、前後の継ぎ手はΦ20になってます。

袋ナットの部分だけがΦ13になっていますので、間違えないようにしてください。

私は全然知らなくて、竣工間近で焦りましたが、材料屋さんが知っていたらしく危うく事故は免れました(笑)

横浜市水道申請サンプル

 

横浜市の排水設備申請

さて、新たな年も開けて一発目は横浜市の排水設備申請業務です。

申請内容は、高級外車のショールームの排水設備申請と、最終ますの自費工事申請となります。

横浜市は他の市町村と異なりまして、土木事務所というところで下水道業務を扱っています。

他の市町村は市役所の土木課等にで扱っています。

要は、専門の事務所に土木のエキスパートがいるので、審査が細かいんですね(笑)

これがまた厄介で、細部まで突っこまれたりします・・・。

さらに縦断図が必須で、汚水のみならず、雨水も描く必要があります。

さらにさらに、400㎡を超える規模の場合は降水強度を計算したりしなければなりません。

私はこのボリュームの多さから横浜市の排水申請が全然慣れません・・・(笑)

もう少し緩和してもらうことはできないのでしょうか(´・ω・`)

捺印書類

排水設備申請の書類はさほど難しくなく、申請書があれば大丈夫です。

完成届は印が必要ありません。

※2017年4月以降は説明報告書を添付するよう改正されました。

自費工事については下記を用意しましょう。

  1. 下水承認申請書
  2. 公共下水道施設築造工事に伴う道路掘削跡路面復旧工事履行誓約書
  3. 着工届
  4. 完成届

以上が必要になります。

掘削の誓約書が漏れやすいので、忘れずに用意しましょう。

自費の書類に関してはすべて2部必要で、副本は帰ってくる土木事務所と、返ってこない土木事務所がありますので、正・副・控があるといいと思います。

着工届の提出時には工程表も必要ですので、用意しておくといいです。

図面の描き方

まず、今回は400㎡を超える規模でしたので、雨水に関して降雨強度における雨水量の計算が必要です。

これが凄く大変で、分かりづらいです。

まず、施工図を確認し雨水配管の計画を立てます。

雨水流量の算出の仕方

屋根の水勾配を確認しながら、屋根を適当に分割し、分割した屋根面積の雨水が直近の雨樋に流出する計画を立てていきます。

同じような手順で、敷地も分割し、直近の雨水桝に流出するよう計画を立てていきます。

上流の雨水桝から、下流の雨水桝に向けて、放流する面積が大きくなりますので、横浜市の基準から200㎡を超えた時点でVUΦ100→VUΦ125に増径していく、という流れです。

400㎡を超えるとVUΦ150になります。

1500㎡を超える規模の場合、最終的な管径はさらに平米数から高雨強度を計算してマニング公式流量表から適切な口径を算出します。

今回は400㎡程度でしたので、雨水求積図の添付だけでした。

参考に載せておきますので、興味があれば調べてみてください(笑)

横浜市排水設備見本

注意点

横浜市は排水設備申請の許可がないと自費工事の申請が出せません。

まずは排水設備申請の許可を取りましょう。

この点が横浜市の自費工事申請のハードルを上げてる部分だと思います・・・。

緩和してほしいものです(´・ω・`)

愛川町水道申請

さて今年も残りわずかというところで、駆け込み申請業務が一件舞い込んできました。

愛川町の水道申請業務です。

愛川町はさほど難しくなく、お願いすれば納入通知書もすぐ発行してくれます。

とはいえ、今の会社に入って初めての申請なので、慎重に行きます(笑)

給水申請は人の権利を扱うものなので、適当な気持ちで行ってはいけません。

今回も必要書類と、図面の書き方を解説していこうと思います。

必要書類

ハッキリ言って、今までの手続きほど申請を使う必要はないくらい必要な書類があまりありません(笑)

今回は引込が終わっており(一部施工)水道メーターがないパターンでしたので、本申請と同時に仮設工事申請も同時に行います。

本申請は愛川町指定の給水装置工事申込書を使用します(一枚40円)。

お施主様の印が必要な書類は申請書だけです。

 

仮設工事申請にお施主様の印は必要なく、工事店の印だけあればOKです。

本申請と併せて水道営業所に提出すれば申請は終わりです。

簡単!(笑)

 

申請書には案内図と建築確認済書を添付するだけで大丈夫です。

他のの市町村もこのくらい簡単だと申請業務はサクサク進むのですがいやはやなかなかどうして・・・。

この後は仮設の検査をすぐ受け、建物が完成したら竣工届を提出して検査を受ければ終了です。

 

ただし、愛川町の場合は納入通知書で加入金を納入した後に承認書を受け取る形なので、納付書の写しを水道営業所に見せないと承認になりませんので注意が必要です。

①申請

②納入通知書発行

③脳筋

④水道営業所に提示

⑤後日承認書が発行される

このような流れになっています。

また、完成届の提出は月曜日と木曜日の午前中で、検査日は火曜日と金曜日と決まっています。

竣工については後日まとめておきます。

申請図面の描き方

愛川町で戸建ての申請は非常に簡単で、他の市町村で描き慣れてるなら問題なく描けるます。

各内容としては基本平面図だけです。

立面図は取出し~メーターまで描いてあればOKです。

引込管はSUSΦ25で、メーター下流側に逆止弁が必須になります。

単水栓のマークは○で、混合栓は○の半分を塗りつぶすだけです(笑)

この○は向きにとらわれないので非常にシンプルで図面屋としては本当にありがたいですね(`・ω・´)

縦管は△で横浜市と似ています。

簡単すぎてこれ以上書くほどの注意点がありません!

愛川町はほぼ戸建ての申請が多いと思いますので、手続きだけスムーズにできればさほど難しくないと思いますので、頑張ってやってみてください。

サンプルを公開しておきますので、参考にしてください。

愛川町水道申請サンプル

 

それでは今年も1年色々ありましたがありがとうございました。

皆様良いお年を(●´ω`●)

大和市の増圧切替申請

さて、いろいろ忙しくてなかなか更新ができませんでしたが、今年2番目に大きい案件が来ました。

大和市のとあるマンションの受水槽から増圧ポンプの切替申請です。

このマンション2棟建あって100世帯近くあります・・・

そしてこの申請が終わったら沖縄旅行にいくので、なんとしても申請は終わらせなくてはゆっくり旅行なんていけません(笑)

今回は切替なので既設建物ですが、建築のCADデータがありますので、作業も比較的スムーズです。

ただ、100世帯ともなると、立面図(アイソメ)が大変なことになります。

どうやってコンパクトに描いていけるかが腕の見せ所になります。

最近はスペースのかさばる受水槽を撤去して、駐輪所を拡大する等のスペースの有効利用のために切り替えを行うのが流行りのようです。

他にも受水槽のメンテナンス費用より増圧ポンプの方がコストパフォーマンスがいいようです。

また、災害時は受水槽はポンプが停止してしまうため、水の供給が停止しますが、増圧ポンプの場合は水圧がかかる範囲で供給が可能です。

おおよそ4~5Fくらいまでなら供給が可能と思われます。

捺印書類

受水槽から切替の場合は書類がとても大変です。

大和市は県水になりますので、余計めんどくさいです。

まずは事前協議を行います。

今回位はすでに事前協議は終わっていますので割愛します。

管理組合がある場合は管理組合会長の印が必要ですので予め話しておくといいと思います。

  1. 給水装置工事申込書・給水装置工事施工承認申請書(申請書)
  2. 床下配管念書
  3. 既設建物にかかわる維持管理届
  4. 直結増圧式給水条件承諾書
  5. 排水設備の確認書

その他に既設建物で既設管を再利用する場合は水質検査の結果を提出します。

県水の水質検査の場合は14項目が必要です。

場合によっては所有者変更等も行います。

尚、受水槽の廃止は市役所への届出が必要な場合がありますので、各市町村で問い合わせましょう。

大和市の場合は簡易専用水道廃止届が必要です。

申請図面

申請図面は系統図・平面図・立面図・取出図が必要です。

既設からの切替配管は赤の破線で描き、『赤羽線は受水槽からの切替配管』と明記します。

また、消防用の消化水槽等がある場合は検査の対象になりますので、逆止弁を忘れずに設置します。

県水の場合は飲用に供さない受水槽はボールタップから水面距離までが20㎝を確保することと定められています。

毎回検査でひっかかるところなので気を付けましょう。

100世帯近くもあると、引込口径もΦ75となってきますので、GXを考慮する必要がありますが、今回はすでにNSΦ75が既存でありますので、このまま申請できそうです(´∀`*)

大和市共同住宅増圧ポンプ申請参考図