横浜市の排水設備申請
さて、新たな年も開けて一発目は横浜市の排水設備申請業務です。
申請内容は、高級外車のショールームの排水設備申請と、最終ますの自費工事申請となります。
横浜市は他の市町村と異なりまして、土木事務所というところで下水道業務を扱っています。
他の市町村は市役所の土木課等にで扱っています。
要は、専門の事務所に土木のエキスパートがいるので、審査が細かいんですね(笑)
これがまた厄介で、細部まで突っこまれたりします・・・。
さらに縦断図が必須で、汚水のみならず、雨水も描く必要があります。
さらにさらに、400㎡を超える規模の場合は降水強度を計算したりしなければなりません。
私はこのボリュームの多さから横浜市の排水申請が全然慣れません・・・(笑)
もう少し緩和してもらうことはできないのでしょうか(´・ω・`)
捺印書類
排水設備申請の書類はさほど難しくなく、申請書があれば大丈夫です。
完成届は印が必要ありません。
※2017年4月以降は説明報告書を添付するよう改正されました。
自費工事については下記を用意しましょう。
- 下水承認申請書
- 公共下水道施設築造工事に伴う道路掘削跡路面復旧工事履行誓約書
- 着工届
- 完成届
以上が必要になります。
掘削の誓約書が漏れやすいので、忘れずに用意しましょう。
自費の書類に関してはすべて2部必要で、副本は帰ってくる土木事務所と、返ってこない土木事務所がありますので、正・副・控があるといいと思います。
着工届の提出時には工程表も必要ですので、用意しておくといいです。
図面の描き方
まず、今回は400㎡を超える規模でしたので、雨水に関して降雨強度における雨水量の計算が必要です。
これが凄く大変で、分かりづらいです。
まず、施工図を確認し雨水配管の計画を立てます。
雨水流量の算出の仕方
屋根の水勾配を確認しながら、屋根を適当に分割し、分割した屋根面積の雨水が直近の雨樋に流出する計画を立てていきます。
同じような手順で、敷地も分割し、直近の雨水桝に流出するよう計画を立てていきます。
上流の雨水桝から、下流の雨水桝に向けて、放流する面積が大きくなりますので、横浜市の基準から200㎡を超えた時点でVUΦ100→VUΦ125に増径していく、という流れです。
400㎡を超えるとVUΦ150になります。
1500㎡を超える規模の場合、最終的な管径はさらに平米数から高雨強度を計算してマニング公式流量表から適切な口径を算出します。
今回は400㎡程度でしたので、雨水求積図の添付だけでした。
参考に載せておきますので、興味があれば調べてみてください(笑)
注意点
横浜市は排水設備申請の許可がないと自費工事の申請が出せません。
まずは排水設備申請の許可を取りましょう。
この点が横浜市の自費工事申請のハードルを上げてる部分だと思います・・・。
緩和してほしいものです(´・ω・`)