国道掘削申請
今回は非常にヤバイ案件です。
国道掘削なんてまず手続きだけでとんでもなく時間がかかりますし、打ち合わせも大変です。
この私にもついに国道案件が来てしまいました・・・(´;ω;`)
まず申請内容を整理していきます。
- 工事用の申請をする
- 国道掘削をして取出しをする
- 工事用の後マンション申請をするのに水圧調査をしておく
先に準備しておくこと
先に図面を書く前に水圧調査を出しておきましょう。
水圧調査の回答が下りるまでに工事用の図面をサラサラっと描いておきます。
横浜市の工事用の申請図面は簡単で大丈夫ですので、時間をかけずに描いておきます。
掘削図面は後に説明しますので、先に捺印書類を用意して捺印依頼をお施主様にかけておきましょう。
捺印書類関係
水圧調査は若干時間がかかるので、先に捺印書類を用意します。
以下リストをピックアップしていきます。
- 給水装置工事申込書
- 使用予定水量申請書
- 建築確認済証未提出に係る届出書
- 道路掘削跡路面復旧工事履行誓約書
- 道路占用手続き委任書
工事用ですので、意外と少ないです。
この時点で建築確認済書がもらえている場合は3の建築確認済証未提出に係る届出書は不要です。
国道掘削と言えど、掘削の書類は通常と変わりませんので、今の段階では通常掘削と同じように準備していきます。
捺印不要書類
お施主様の捺印不要書類もピックアップしていきます。
- 給水申込書
- 道路掘削申請手続き申込書
- 道路掘削跡路面復旧工事施工者確認書
以上が必要書類になります。
掘削図面
次に掘削図面を描いていきます。
まず、埋設物の調査を徹底的に行います。
下水、雨水はもちろん、ガス・電気・NTTに至るまですべてを調査していきます。
下水、雨水は土木事務所へ、ガスは東京ガスにFAXで照会をかけていきます。
NTTはネットで調査が可能です。
東京電力はクソ生意気なことに直接調査に行かなければ資料開示してくれません。
おまけに埋設物があるかないかの回答すらFAXや電話でも回答してくれません。
本当に東電だけは嫌いです(´・ω・`)
図面に落としていく
一通りの調査が終わりましたら、かき集めた情報を図面に落とし込んでいきます。
そしてすべての埋設物に占用位置と土被りの情報を平面図と、断面図に書き込んでいきます。
また、他埋設物から30cmの離れが必ず必要です。
この離れが確保できないと許可が下りませんので、現場監督と相談しながら工法を確認していきましょう。
申請と違う掘削になるとめちゃくちゃ怒られますので、綿密に計画する必要があります。
最後に、埋設物にそれぞれ色付けをすれば完成になります。
- 下水、雨水=茶
- 電気、NTT=オレンジ
- 水道=青
- 新設管=赤
これで色分けは大丈夫です。
サンプル図面を公開しますので、参考にしてください。